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香川県で相続登記が義務化!司法書士が解説する手続き・期限・過料リスク【2025年版】

2025年10月06日

2024年4月から「相続登記」が義務化され、香川県でも多くの方が「自分も対象なのか」「期限を過ぎたらどうなるのか」と不安を感じています。
この記事では、香川県の司法書士が、相続登記義務化のポイント・手続き・罰則リスクをやさしく解説します。
「過去に相続した不動産も対象なの?」「どう進めたらいいの?」といった疑問も、Q&A形式で具体的にお答えします。

目次

  1. 相続登記義務化とは?香川県でも始まった新ルール
  2. いつから義務化?期限と対象者を確認
  3. 過去に相続した不動産も登記が必要?
  4. 期限を過ぎると罰則はある?過料の仕組み
  5. 「正当な理由」とはどんな場合?
  6. 相続登記の手続き方法と必要書類
  7. 「相続人申告登記」とは?新設制度の使い方
  8. 香川県での提出先・相談窓口一覧
  9. よくある質問(Q&A)
  10. まとめと無料相談のご案内

1. 相続登記義務化とは?香川県でも始まった新ルール

 相続登記義務化とは、相続で不動産を取得した人が一定期間内に登記申請を行わなければならないとする新制度です。
 これは「所有者不明土地問題」の解消を目的に導入され、2024年4月1日から全国で施行されました。

 これまで相続登記は任意でしたが、これにより放置すると**過料(罰金)**の対象になります。
香川県でも空き家や農地などで未登記土地が多く、行政も啓発を進めています。

2. いつから義務化?期限と対象者を確認

施行日:2024年4月1日
 この日以降に不動産を相続した方は、相続を知った日から3年以内に登記を申請する義務があります。

 さらに重要なのが、「過去の相続」も対象になる点です。
 つまり、以前に親や祖父母から相続したまま登記していない不動産も、義務の範囲内です。

3. 過去に相続した不動産も登記が必要?

 はい。過去の相続も義務化の対象です。
 ただし、「施行日(2024年4月1日)から3年以内」に登記をすれば、罰則はありません。
 つまり、猶予期間は2027年3月31日までです。

 今からでも遅くないので、早めに登記手続きを進めておくのが安全です。

4. 期限を過ぎると罰則はある?過料の仕組み

 正当な理由なく相続登記を怠った場合、10万円以下の過料(行政罰)が科される可能性があります。
 「過料」は刑罰ではありませんが、法務局からの調査や行政手続きの対象になるため注意が必要です。

ポイント

  • 期限=「相続を知った日から3年以内」
  • 2024年4月より前の相続は、2027年3月31日までに登記すればOK
  • 故意・放置が明らかな場合、過料の可能性あり

5. 「正当な理由」とはどんな場合?

 法律上、「正当な理由」があれば期限を過ぎても過料の対象外となる場合があります。
代表的な例を挙げます:

  • 相続人が多数で、連絡・協議が難航している
  • 相続人の一部が所在不明
  • 遺産分割協議が裁判中
  • 登記に必要な書類が取得できない事情がある
  • 天災や病気などやむを得ない事情

 ただし、これらは**客観的な証拠(経過記録など)**が必要です。
期限内に登記が難しいときは、早めに司法書士へ相談しておきましょう。

6. 相続登記の手続き方法と必要書類

 香川県で相続登記を行う場合、法務局への申請が必要です。
 以下は一般的な流れです。

手続きの流れ:

  1. 相続人を確定(戸籍を収集)
  2. 相続財産を調査(登記簿・固定資産税評価証明など)
  3. 遺産分割協議書を作成
  4. 登記申請書を作成
  5. 法務局へ提出(郵送または窓口)

主な必要書類:

  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
  • 相続人全員の戸籍謄本・住民票
  • 固定資産税評価証明書
  • 登記申請書(司法書士が代理作成可)
  • 登録免許税:固定資産税評価額 × 0.4%

7. 「相続人申告登記」とは?新設制度の使い方

 「相続人申告登記」とは、相続登記の義務化に対応するための簡易的な申告制度です。
 登記の本申請がすぐにできない場合でも、
「私はこの不動産の相続人です」と申告することで、義務を果たした扱いになります。

✅ この申告をしておけば、過料の対象にはなりません。

ただし、あくまで"暫定的"な措置なので、後に正式な登記が必要です。

8. 香川県での提出先・相談窓口一覧

 香川県内の相続登記の申請は、法務局の本局・支局に行います。

 さらに、香川県司法書士会や各市の無料相談窓口も利用できます。

9. よくある質問(Q&A)

Q1. 相続登記は誰がしなければならないの?
 A. 原則として、不動産を相続したすべての相続人に義務があります。代表して1人が手続きを行うことも可能です。

Q2. 登記をしないまま放置していた土地も対象?
 A. はい。2024年4月以前に相続していた場合でも、2027年3月31日までに登記が必要です。

Q3. 登記にかかる費用は?
 A. 登録免許税は「固定資産税評価額×0.4%」。司法書士報酬は数万円〜物件数や内容により異なります。

Q4. 香川県外に住んでいても登記できる?
 A. 可能です。郵送または司法書士代理で申請できます。

Q5. 手続きを急いだ方がいい理由は?
 A. 放置すると過料の可能性だけでなく、将来的に相続人が増えて手続きが複雑化するためです。

10. まとめと無料相談のご案内

 相続登記義務化は、香川県でも例外ではありません。
 「期限内に申請しないと罰則」「過去の相続も対象」など、放置はリスクです。
 しかし、早めに専門家へ相談すれば、複雑な書類作成や相続人調査もスムーズに進められます。

相続登記でお悩みの方へ

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相続登記義務化

2024年4月から「相続登記」が義務化され、香川県でも多くの方が「自分も対象なのか」「期限を過ぎたらどうなるのか」と不安を感じています。
この記事では、香川県の司法書士が、相続登記義務化のポイント・手続き・罰則リスクをやさしく解説します。
「過去に相続した不動産も対象なの?」「どう進めたらいいの?」といった疑問も、Q&A形式で具体的にお答えします。

2024年4月から始まった「相続登記の義務化」。善通寺市にお住まいの方も、不動産を相続したら3年以内の登記申請が必要になりました。違反すれば過料の対象となるため、早めの準備が大切です。本記事では、地域に根ざした司法書士が、相続登記の流れや注意点をやさしく解説します。