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51歳で司法書士に合格し、52歳で独立した私がたどり着いた「理念経営」と継続の本質

私は51歳で司法書士試験に合格し、52歳で自分の事務所を構えました。
人生初の経営者。仕事は来ない、正解は分からない、不安と焦りの連続。
それでも今日まで事務所を継続できているのは、**「理念を明文化し、昨日の自分と比較し続けてきた」**からです。
この記事では、私自身の受験・独立・経営の実体験を通して、「継続できる経営」とは何かを正直にお伝えします。
※サラリーマンを馬鹿にしているわけではありません。ただ、経営者の端くれになっているにもかかわらず、経営者としての「覚悟」が欠落している人が多い。そういった方へのアンチテーゼです。
【目次】
- 51歳合格・52歳独立――遅咲き経営者のスタートライン
- 経営者になって初めて知った「仕事が来ない現実」
- 理念経営との出会いが、すべてを変えた
- 仲間は欲しいが、群れたいわけではなかった
- 同調圧力を断ち切り、孤独な受験生活へ
- 敵も味方も自分自身だった司法書士試験
- 結果しか見ない社会と、プロセスの価値
- 昨日の自分と比較し続けるという経営姿勢
- 理念が行動を変え、地域活動が1年続いた理由
- 「孤独」ではなく「孤高」であるという選択
- 経営者とは何者なのか――私なりの結論
1. 51歳合格・52歳独立――遅咲き経営者のスタートライン

私は、いわゆる「若手合格者」ではありません。
51歳で司法書士試験に合格し、52歳で「アイリス国際司法書士・行政書士事務所」を開設しました。
つまり、資格者になると同時に経営者になったわけです。
最初から順風満帆だったわけではありません。
むしろ、何も分からず、何も起きない日々の連続でした。
2. 経営者になって初めて知った「仕事が来ない現実」

事務所を構えたからといって、仕事は自然に来ません。
電話は鳴らず、問い合わせもない。
「このままで大丈夫なのか」という焦りと不安が、毎日押し寄せました。
人生で初めての経営者。
誰に聞けばいいのかも分からない状態でした。半年ぐらい続いたと思います。
3. 理念経営との出会いが、すべてを変えた

そんな中、ひょんなきっかけで
**「理念経営が大事だ」**という考え方に出会いました。
仕事がない時間を使い、自分なりにマーケティングを学び、
ホームページを軸に戦略を立て、毎日更新を掲げて行動しました。
当時はAIもなく、企画も執筆もすべて自分。
それでも、理念を軸にした発信を積み重ねてきました。
4. 仲間は欲しいが、群れたいわけではなかった

私は「仲間が欲しい」と思ったことはあります。
しかし「友達が欲しい」と思ったことはありません。
安心するために群れるのではなく、
同じ方向を向いて切磋琢磨できる関係を求めていました。
その結果、現在一緒に活動している税理士の先生方と出会うことができました。
5. 同調圧力を断ち切り、孤独な受験生活へ

司法書士試験を目指すと決めたとき、
周囲からはこう言われました。
「今から司法書士になってどうするの?」
「いまさら司法書士になって何になるの?」
両親を含め、多くの人が理解できない話になった瞬間、
同調圧力が一気に襲ってきました。
私は気づきました。
これに真正面から対応すると、自分の人生の大切な時間が削られる、と。
そして、その人間関係をすべて断ちました。合理的な判断だったと今でも思っています。
6. 敵も味方も自分自身だった司法書士試験

受験期間中、敵も味方も自分だけ。
他人と比較しても、合格できるかどうかは分かりません。
だからこそ、
自分の弱さを一つずつ潰すことに集中しました。
毎日14時間、徹底的にスケジュールを組み、
ストイックに戦い抜いた結果、
令和3年度試験で全国4位合格という結果を得ました。
7. 結果しか見ない社会と、プロセスの価値

面白いことに、
かつて否定していた人たちは、言ったことすら覚えていません。
人間とはそんなものです。
世の中は、結果にしか興味がない。
しかし、結果はプロセスの積み重ねでしか生まれません。
※小さい成功体験の積み重ね。それこそが大きな一歩を踏み出す勇気になるのだと思います。
8. 昨日の自分と比較し続けるという経営姿勢

私が大切にしているのは、
他人との比較ではなく、昨日の自分との比較です。
- 昨日より理解が深まったか
・昨日より行動できたか
・昨日より発信できたか
ホームページも、記事のトレンドを読みながら毎日更新。
この積み重ねが、検索結果1ページ目独占という結果につながりました。
9. 理念が行動を変え、地域活動が1年続いた理由

中小企業家同友会への入会、
そして「経営指針を創る会」への参加。
そこで、自分の理念を明文化しました。
すると行動が変わりました。
昨年11月から始めた毎日の清掃活動と
子どもたちの登校見守り活動は、1年以上継続しています。
理念は、人を変化させ継続させます。
10. 「孤独」ではなく「孤高」であるという選択

経営者は孤独です。
しかし、それは「孤高」であるとも言えます。
誰も経験していないことを実践しているのですから、
当然のことです。
執着しない強さ。
離れる人は追わない覚悟。
これも、経営者として鍛えられた部分だと思います。
11. 経営者とは何者なのか――私なりの結論
群れて安心したいなら、サラリーマンでいればいい。
私は経営者になると決めました。
- 理念を描き
・10年ビジョンを考え
・今と3年後の行動を定め
・結果に結びつける
これを絶え間なく繰り返すこと。
それこそが、経営者になることだと私は考えています。
そして私は、
飛び切り一流の経営者であり続けることを、これからも選び続けます。それは、大企業の経営者のように時流を読み金儲けがうまいということではなく、自分の信念にのとった経営を死ぬまで続ける覚悟をしたという意味です。
さーて、人生面白くなってきたじゃありませんか。

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