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【第4回】「“正しさ”に振り回されないために」〜自分軸で生きるヒント〜

「何が正しいのか分からない」
「自分の意見を言うのが怖い」
「つい他人の価値観に合わせてしまう」
現代社会では、あらゆる場面で"正しさ"が求められ、誰かの「正論」が私たちの行動や思考を縛ることがあります。
ネット上には正義を語る声が溢れ、職場や家庭でも、何が正解なのか悩む瞬間は多いものです。
本記事では、そんな"正しさ疲れ"から自由になるための「自分軸」の作り方について解説します。
他人の正しさに振り回されず、自分にとっての「本当に大切なこと」に正直に生きるためのヒントを、やさしくお伝えします。
■目次
- 他人の正しさが重荷になるとき
- 正しさに敏感すぎる現代人
- 「自分軸」とは何か?
- 自分軸を育てる3つの実践法
- 自分軸で生きると何が変わるのか
- おわりに:正しさより、やさしさを
1. 他人の正しさが重荷になるとき

たとえば、職場で「そんなの社会人として当然だよ」と言われたり、SNSで「あなたの考えは非常識」と断罪されたとき――。
言われた内容が正論であるほど、反論できずに自分を責めてしまいがちです。
しかし、それは本当に自分にとっての"正しさ"でしょうか?
他人の「べき論」や「マイルール」に従いすぎると、自分の気持ちや価値観が見えなくなり、心が摩耗していきます。
2. 正しさに敏感すぎる現代人

現代は、情報が過剰な時代。
検索すれば「こうすべき」「これが正解」という記事が無数に出てきます。
さらに、SNSでは他人の成功体験や正義感が可視化されやすく、それを見た人は「自分は間違っているのでは」と不安になります。
こうした背景から、多くの人が"正しさ依存"の状態に陥りがちです。
その結果、自分の本音よりも「間違えないこと」を優先するようになり、自由な思考や選択ができなくなってしまいます。
3. 「自分軸」とは何か?
「自分軸」とは、他人の価値観に流されずに、自分で判断し、自分の基準で選び取っていく姿勢です。
- 自分は何が好きか
・どんな生き方を望んでいるか
・どこまでが許容範囲で、何が嫌なのか
これらを自分自身の言葉で把握しておくことが、自分軸の基礎になります。
もちろん、すべてに自信を持つ必要はありません。
揺らぎながらも、少しずつ「私はこう思う」と言える状態を育てていくことが大切です。
4. 自分軸を育てる3つの実践法
●①「好き」と「違和感」に素直になる
何が好きで、何に違和感を覚えるのか。
毎日の中で意識して感じ取り、メモしてみましょう。
小さな「これは心地よかった」「これは違和感があった」という感覚を丁寧に拾うことが、自分らしさの土台になります。
●② 「誰の声か」を区別する
何かを選ぶとき、「こうすべき」という声が浮かんだら、それは自分の声なのか、誰かの声なのかを問いかけてみましょう。
たとえば、「失敗してはいけない」「甘えるな」という言葉がよぎったとき、
それは親や教師、過去の職場の上司の価値観かもしれません。
その価値観をいったん距離を取って眺めるだけでも、判断の幅が広がります。
●③ 自分に「問い」を投げかける習慣
「本当はどうしたい?」
「これは私にとって心地よい選択か?」
「今の自分に必要なのは安心?挑戦?休息?」
こうした内省の問いかけを日常に取り入れることで、自分の感情や欲求が見えやすくなります。
5. 自分軸で生きると何が変わるのか

自分軸を持ち始めると、次のような変化が生まれます。
- 他人の評価や批判に過剰に動じなくなる
- 自分の言葉で話せるようになる
- 人間関係に無理がなくなる
- 「何となく違う」を我慢しなくなる
- 疲弊ではなく、納得で動けるようになる
つまり、他人の正しさではなく、自分の納得感を基準に動けるようになるのです。
その結果、人生がぐっと「自分のもの」になっていきます。
6. おわりに:正しさより、やさしさを
社会には、さまざまな「正しさ」が存在します。
でも、その全部を引き受ける必要はありません。
自分にとっての小さな「心地よさ」や「納得感」を大事にすることも、立派な選択です。
ときに、正しさは人を傷つけます。
けれど、やさしさは、人の心を守ります。
あなたが「正しさ」に疲れたときは、ぜひ自分のやさしさに立ち返ってみてください。
そこに、あなただけの「本当の正しさ」があるはずです。

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