1．生前対策は「暮らしを守る準備」。さぬき市で増えている3つの悩み

生前対策と聞くと、「難しそう…」「お金がかかりそう…」と感じられる方が多いのですが、実は本質はとてもシンプルです。

"これまでの暮らしを維持し、これからの家族の負担を軽くする準備" のこと。

特にさぬき市では、次の 3つの相談がとても増えています。

• ① 実家が空き家になりそう
  　志度・津田・長尾エリアで増えているご相談です。"片付けが進まない""遠方の子どもに迷惑をかけたくない"といった声を多くいただきます。
• ② 認知症が心配。お金の管理が不安
  　「通帳をなくすことが増えた」「キャッシュカードの管理が難しくなってきた」というケースは年々増加しています。
• ③ 名義が古いまま・相続人が多い
  　"祖父名義のまま""兄弟が全国に散らばっている"など、相続が複雑になりやすい状況です。

こうした不安を、ひとつの流れにまとめて整理できるのが、今回ご紹介する生前対策の考え方です。

2．第一歩：実家・お金・家族の"現状整理"はこれだけでOK

「何から手をつければ良いのか？」
ほとんどの方が最初に迷われます。

最初のステップはたったの 3つ です。

◆① 実家（不動産）の名義と状態を確認

• 登記事項証明書（法務局で取得）
• 古い名義が残っていないか
• 空き家になった場合の管理は誰がするか

名義は生前対策の"出発点"です。

◆② お金の出入りを"ざっくり"まとめる

細かな記録は不要です。
最低限、次をメモしておくだけで十分です。

• 主な銀行口座
• 年金の受取
• 支払い（光熱費・固定資産税など）

これだけでも、将来の手続きが格段に楽になります。

◆③ 家族が困りそうなポイントを見つける

• 一人暮らしで倒れたとき
• 銀行の手続き
• 実家が空き家になったとき
• 介護が必要になったとき

"困りそうな場面"を書き出すだけでも、生前対策の方向性が自然と見えてきます。

3．第二歩：さぬき市の方がよく選ぶ生前対策（やさしく解説）

ここでは、さぬき市のご相談で特に多い対策を、専門用語を使わずに解説します。

◆① 遺言書（自筆 or 公正証書）

"家族が迷わないようにするための道しるべ"。
財産の分け方だけでなく、葬儀・納骨・ペットの世話なども書くことができます。

• 公正証書遺言：しっかり残したい方向け
• 自筆遺言：まず簡単に始めたい方向け

遺言があるだけで、相続のトラブルは大きく軽減されます。

◆② 家族信託（将来の管理を家族に任せる仕組み）

最近ご相談が急増しています。

• 認知症になっても財産管理がストップしない
• 実家の売却・管理を家族が手続きできる
• 介護費用の確保がしやすい

"高齢になった後の安心"が得られるため、
特に 一人暮らしの方・配偶者に負担をかけたくない方 に選ばれています。

◆③ 任意後見（将来の判断力低下にそなえた契約）

元気なうちに「信頼できる人に手続きやお金の管理をお願いする」制度です。

家族信託と併用すると、
暮らしと財産の両面をカバーできるため、とても相性が良い制度です。

4．第三歩：介護・認知症にそなえる仕組みづくり

さぬき市では、ご家族が高松市内・関西・関東など遠方に住んでいるケースが多いため、
"介護の緊急連絡先"が機能しなくなることがあります。

そこで役に立つのが 「生前対策のショートノート」。

以下を1枚にまとめておくと、介護が必要になったときにご家族が非常に助かります。

• 主治医
• よく使う病院
• 服薬情報
• 緊急連絡先
• 行きつけの介護サービス
• 近所の頼れる人

当事務所でも、ご希望があればお一人お一人に合わせて作成しています。

5．空き家・農地の将来をどうする？地域で増えるトラブルと対策

さぬき市では「実家の管理」「農地の名義」が原因で、
将来の相続手続きが複雑化するケースが多いのが特徴です。

◆空き家

• 固定資産税が上がるリスク
• 草木の管理問題
• 近隣トラブルの増加

早めに「売る・貸す・維持する」の方向性を決めることが大切です。

◆農地

農地は売却や転用に時間がかかりやすいため、
生前のうちに方向性を話し合っておくと、家族の負担が大きく減ります。

◆司法書士がお手伝いできること

• 名義の整理
• 必要書類の収集
• 売却・維持の相談窓口のご案内
• 家族会議の進め方のサポート

"実家と家族を守るための伴走役"としてご相談いただくことが増えています。

6．よくある質問（FAQ）

Q1：生前対策はいつ始めるのが良いですか？
A：70代前半、もしくは「手続きが少し不安になってきた頃」が最適です。

Q2：遺言と家族信託、どちらを優先すべき？
A：実家の管理や将来の認知症対策を重視するなら家族信託。財産の分け方を決めたいなら遺言です。

Q3：専門家への相談はどの段階ですれば良い？
A：名義や家族関係を確認したタイミングでOKです。「まだ何も決まっていない」状態でも大丈夫です。

Q4：費用が心配です…
A：必要な対策を一緒に整理し、ご予算に合わせて無理のないプランをご提案しています。

7. （無料相談会のご案内）

生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です（完全予約制）。

📞 電話予約：087-873-2653

🌐 お問い合わせフォームはこちら

📆 土日祝も可能な限り対応いたします。

また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です：

・第3水曜開催：087-813-8686（要予約）

・詳細はこちら：相談会ページへ

香川県外にお住まいの方も、オンライン・Zoomでのご相談が可能です。
どうぞお気軽にお声がけください。