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(論点)ご年配のおじさんに「政治は何をやっているんだ」と言われた話

最近、ご年配の知り合いの人から「リストラにあったよ。仕事がないんだって。全く政治家は何やってんだろうね。年金だけじゃ生きていけないのに。」と言われました。昔のブログで取り上げた矢沢永吉さんの対談の内容を基に少しお話をしたいと思います。
目次
1.矢沢永吉さんの対談内容
2.知り合いの年配の方から言われた内容
3.まとめ
1.矢沢永吉さんの対談内容

矢沢永吉さんがキャバクラで働く若い女性から、「将来が見えない、やりたいことがない」との悩みに答えた映像は、まさに多くの人が抱える問題に向き合う姿勢を示しています。
彼はまず、自分が15歳の頃にビートルズに出会ったことが転機だったと振り返ります。「あっ、これだ」と思った瞬間、東京に行ってロックシンガーになろうと決心したものの、その当時、周りの人からは「お前頭大丈夫?」と言われるような時代でした。しかし、そのスコーンときた感覚こそが、彼を支える原動力となりました。この「キラッとする瞬間」がどこで見つかるかはわからないものの、その可能性を追求することの重要性を強調しています。
矢沢さんは次に、「今の状況がどうしようもないと思うなら、やめちゃえば?」と大胆な提案をします。「居心地がいいんじゃない?」と彼は問いかけます。人は、たとえ今の状況が不安定で将来が見えなくても、居心地の良さに留まる傾向があります。「居心地が悪くないからこそ、外に出るのが面倒で、そのままでいようとする」その結果、現状維持が続くことへの警鐘を鳴らします。
そして、「このままではまずいな」という気持ちが芽生えたとき、それをどう解決するかは「自分の責任だ」と矢沢さんは述べます。「国の責任にしてはいけない。最終的には自分なんだ」と、現状を他者や社会のせいにするのではなく、自分で責任を持って行動することの重要性を説きます。
人は変化を恐れ、現状に甘んじることが多いですが、時間が経つにつれ「やばい」と感じる瞬間が訪れたとき、周囲や国のせいにするのではなく、自分が選択し行動した結果であることもしくは行動しなかった結果であることを受け入れる覚悟が必要だと彼は語ります。最終的に、自分の人生の方向性を決めるのは他でもなく自分自身であり、その責任を他者に押し付けることなく、怖くても変わるための一歩を踏み出す勇気が求められるのです。
矢沢さんの言葉は、現状に対する苛立ちや不安を感じながらも、なかなか行動に移せない人々に対する力強いメッセージです。「このままでいいのか?」と感じているなら、いま一度自分自身を見つめ直し、行動を起こす時期かもしれません。
2.知り合いの年配の方から言われた内容

ご年配の知り合いの人から「リストラにあったよ。仕事がないんだって。全く政治家は何やってんだろうね。年金だけじゃ生きていけないのに。」と言われました。
厳しい言い方にはなりますが。その方は過去に「変わらなきゃな」という気持ちを抱いていたかもしれません。しかし、その時に行動を起こさなかったことで、今の状況に至ったのだと考えられます。矢沢永吉さんの言葉にあるように、最終的には「自分の責任」であるという点が重要です。環境や政治、社会の問題に不満を抱くことは理解できますが、それを言い訳にしても何も変わらないことに気づくと思います。

3.まとめ
矢沢さんは、「居心地がいいからそこにいる」という状況に対して、自ら変化を求めて行動しなければ、未来に対して責任を取るのは自分だと指摘しています。もし過去に変わるチャンスがあったのに、勇気を出せずに居心地の良さに留まってしまったのなら、その結果として今の困難な状況が生まれているとも考えられます。変化を恐れず、未来を見据えて行動することが、自分の責任を果たす第一歩なのです。若い方たちへ、変われる機会があるなら積極的に飛び込んでいってみてください。しかし、行動できるのは約10%の方たちで、結果までたどり着ける方に至っては、数%だということも十分理解はしています。
この話を聞いて、漠然とした不安を抱えているようなら、新たな一歩を踏み出すチャンスが訪れていると思います。勿論踏み出すことのリスクはあります。許容できるリスクなら、踏み出す価値は大きいと思います。多くの方が、今の私の状況だけ見てうらやましがるのですが、それは違います。私が大学在学中にバブルがはじけ、両親が固い仕事と言っていた銀行や証券会社などがつぶれるのを目の当たりにして、「じっとしていたらヤバイ」と感じて、その後、留学や司法書士試験などに取り組んできたわけです。今までの積み重ねがあって今がある訳です。結果だけ欲しがっても、それは無理というもの。ですので、できるだけ若いうちに危機感を持つことと、行動すること。この両輪をしっかり回すことができれば、つらいことはたくさんあっても、後悔しない人生を歩むことができると思います。
もちろん、その方には、このような話については、私は何も言いませんでした。

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