香川県の相続手続きで、見落としがちな"落とし穴"に気づいていますか?登記・相続税・遺産分割で後悔しないために、香川県 高松市の司法書士・税理士による無料相談会(毎月第3水曜開催)でプロに相談しましょう。90分対応・完全予約制。
相続放棄 手続きと認められない場合

相続放棄の手続きができる期間は、相続放棄を申述しようとする相続人が、相続開始及び自分が相続人で財産を相続できることを知ったときから3か月以内となっています。申述すればすべて受理されるわけではなく、審査の過程で「法定単純承認」行為をしていた場合など見つければ、却下される場合もあります。多額の借金を相続する場合には、「相続放棄」をすればいいですが、その要件をクリアしなければなりません。要件・却下事由などについて解説していきます。
目次
1.相続放棄の手続き
2.回答書の内容で相続放棄が認められない可能性があるもの
3.まとめ
1.相続放棄の手続き
相続放棄する場合の手続きは、以下のような流れになります。
①相続財産の確認
まずは、相続財産を確認します。相続人が複数いる場合には、相続財産を相続分に応じて分割することになります。
➁相続放棄の意思表示
相続人は、相続財産を受け取ることを放棄する旨の意思表示をする必要があります。この際には、相続開始から3ヶ月以内に、家庭裁判所に相続放棄の届出を提出する必要があります。
③相続放棄届の作成
相続放棄の届出は、専用の相続放棄届という書類を作成します。相続放棄届には、相続人の氏名・住所・生年月日、相続財産の内容などを記載する必要があります。
④証明書の提出
相続放棄をする場合には、相続人の印鑑証明書や個人番号カード(マイナンバーカード)などの身分証明書類を提出する必要があります。
➄家庭裁判所への提出
相続放棄届と身分証明書類を揃えた上で、家庭裁判所に提出します。提出後、家庭裁判所は相続放棄の効力があるかどうかを判断し、結果を通知してきます。
2.回答書の内容で相続放棄が認められない可能性があるもの
相続放棄の回答書には、相続放棄の旨が明確に記載されている必要があります。また、回答書に記載された内容によっては、相続放棄ができなくなる場合があります。
以下は、相続放棄の回答書の内容で相続放棄ができなくなるものの例です。

3.まとめ
以上のように、相続放棄の回答書には、相続放棄の旨が明確に記載されている必要があります。標準的な家庭裁判所とのやり取りは、書面で行いますが、回答書の内容によっては出頭を命じられることがあります。そして、最悪の場合、相続放棄が無効となる場合があるため、内容については十分に注意する必要があります。
相続放棄には、手続きに関する細かいルールがあり、手続きに失敗すると、相続財産を受け取ることになってしまう場合があります。相続放棄を考える場合には、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。


最新のブログ記事
【第1回】「正解探し」をやめると人生が動き出す 〜小さな実験のすすめ〜
「人生が動かない」「現状を変えたいけど何をすればいいか分からない」と感じている人は少なくありません。その背景には、"正解を探しすぎる思考"があることが多いのです。正解を探すこと自体は悪いことではありませんが、それが過剰になると、行動のハードルを自ら高くしてしまい、一歩を踏み出せなくなってしまいます。本記事では、「正解探し」を手放すことの意味と、その代わりに取り入れたい"人生を前に進める小さな実験思考"について解説します。人生を変えたい、現状を突破したいと感じている方に向けた第一歩として、ぜひ参考にしてください。
【第5回・最終回】相続放棄の影響とは?次順位相続人・遺産分割への影響を解説
相続放棄は、相続人自身の財産管理を守る有効な手段ですが、その選択が他の相続人にどのような影響を与えるかご存知ですか?
「自分は放棄すれば関係ない」と思っていると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
【香川県・土庄町】相続登記義務化の完全ガイド|罰則・手続き・空き家補助金を司法書士が解説
2024年4月から相続登記が義務化され、土庄町でも空き家や農地の相続に大きな影響が出ています。義務内容や罰則、放置リスクに加え、町独自の「空き家相続登記支援補助金」も解説。県外在住の方も安心して手続きが進められる方法をご紹介します。