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東かがわ市で始まった「相続登記の義務化」 — 登記を「その場しのぎ」にしないために。まずはやさしく知っておきましょう —

2025年11月09日

令和6年(2024年)4月から、相続で土地や建物を受け取った場合は「相続登記」を3年以内に行うことが義務になりました。東かがわ市でも対応が必要です。戸籍や書類の準備が大変、と感じられる方も多いですが、早めに手を進めることで家族の揉め事や地域のトラブルを防げます。この記事では、東かがわ市の皆さまに向けて、義務化の中身、放置したときのリスク、まず何をすべきかをやさしくご案内します。

目次

  1. 「相続登記義務化」って何?(かんたん解説)
  2. 東かがわ市で気をつけたい事情
  3. 登記を後回しにするとどんな問題が起きる?
  4. 自分で登記する場合の流れと気をつけるポイント
  5. 早めに考えたい生前対策(遺言・整理・信託)
  6. まずできること:相談窓口と当事務所のご案内
  7. まとめ(今すぐの一歩)

1. 「相続登記義務化」って何?(かんたん解説)

  • 何が変わったの?
    これまで「いつまでに相続登記をしなければならない」という期限はありませんでしたが、令和6年4月1日から、不動産を相続したことを知った日から3年以内に登記申請をすることが法律で義務になりました。義務を守らないと過料(お金の罰)が科されることがあります。
  • なぜ導入されたの?
    長年にわたり、所有者がはっきりしない土地(=所有者不明土地)が増え、公共事業や地域の土地利用が進まなくなるなどの社会問題が生じたためです。登記を確実に行うことで、土地や家の権利をはっきりさせ、地域全体の安心につなげる狙いがあります。

2. 東かがわ市で気をつけたい事情

 東かがわ市では、山林や農地、古い空き家など、相続後に名義変更がなされていない不動産が増えている地域もあります。親と離れて暮らす子どもさんや、戸籍の取得が難しい事例もあり、手続きが後回しになりがちです。市内・地域によっては法務局の相談会や出張相談が行われることもありますので、まずは最新の情報を確認しましょう。

3. 登記を後回しにするとどんな問題が起きる?(やさしく具体例で)

  1. 将来の相続が複雑に:登記をしないまま年数が経つと相続人が増え、合意を得るのが難しくなります(兄弟・甥姪が多数いる、など)。
  2. 売却・活用ができない:誰のものかわからない土地は売れません。公共事業や近隣の再開発でも支障が出ます。
  3. 書類不備で余分な手間が増える:戸籍が古い、相続関係が複雑な場合、書類が足りずに登記がやり直しになることがあります。
  4. 罰則の可能性:正当な理由なく義務を怠ると過料(10万円以下)が科される場合があります。

 これらは「今日あわてて登記すれば解決」という単純な話ではなく、後々の家族関係や地域の生活にも影響します。だからこそ、早めに整理しておくことが大切です。

4. 自分で登記する場合の流れと気をつけるポイント(3つのステップ)

 以下は自分で進めるときの基本的な流れです。かんたんにまとめます。

ステップ1:相続人を確定する(戸籍を集める)

 亡くなった方の生まれてから死亡までの戸籍(抄本・除籍・原戸籍など)をたどって、誰が相続人になるかを確定します。戸籍収集は慣れていないと時間がかかるため、司法書士に依頼すると短縮できます。

ステップ2:遺産分割を決める(みんなで話し合う)

 相続人全員で「誰がどの不動産を受け取るか」を決め、書面(遺産分割協議書)に残します。合意が得られない場合は、後々のトラブルになりやすいです。専門家が間に入ると話し合いがスムーズになります。

ステップ3:法務局へ登記申請する(必要書類を揃える)

 相続関係説明図、戸籍一式、遺産分割協議書、固定資産税評価証明などを揃えて申請します。東かがわ市の物件は管轄法務局(高松地方法務局の管轄)に申請するケースが多いので、事前に管轄と必要書類を確認してください。

自分でやるときの注意点

  • 書類の不備で何度も差し戻しになると、時間と費用がかかります。
  • 相続人の所在が分からない、戸籍が散逸している場合は手続きが複雑化します。
  • 一度登記しても「将来的な相続」や「税務面の検討」が抜けていると、結果的に家族に負担がかかります。

5. 早めに考えたい生前対策(遺言・整理・信託)

「うちの土地は小さいし、あと回しでいい」と感じるかもしれませんが、次のような対策を考えておくと安心です。

  • 遺言書の作成:生前に誰に何を渡すかを書面にすると、相続手続きがずっと楽になります。
  • 家族信託や贈与:土地の管理や利用法を生前に整理する方法として家族信託や贈与が検討できます(税務の影響もあるので税理士との相談が必要)。
  • 戸籍・登記の整理:今のうちに戸籍や登記を整理しておくと、後の相続の手間がぐっと軽くなります。

 これらは「将来、親族に迷惑をかけないための準備」です。司法書士は遺言や登記の専門家として、税理士や司法書士と連携しつつ最適な方法を一緒に考えます。

6. まずできること:相談窓口と当事務所のご案内(やさしい地域サポート)

 東かがわ市や高松法務局では、相続登記に関する相談会や窓口を設置していることがあります。市の案内や法務局の相談日をチェックしてみてください。

 当事務所(アイリス国際司法書士・行政書士事務所)では、地域の皆さま向けに**「手続きが発生するまでは無料」**の相談を行っています。まずは現状のヒアリングから、必要な書類と「ご自身でできること・専門家が入るべきこと」を分かりやすく整理します。

  電話予約:087-873-2653

  無料相談会(開催情報は随時案内)

  オンライン(Zoom)対応も可能です、もちろん訪問も可能です。

(※法務局や市の出張相談と当事務所の相談は目的が異なります。法務局は手続きの案内が中心、当事務所は法的判断や将来設計まで含めたアドバイスが可能です。)

7. まとめ(今すぐの一歩)

相続登記の義務化は、家族の将来と地域の暮らしを守るための大切なルールです。東かがわ市にお住まいの方は、まず次の一歩をおすすめします。

  1. 亡くなった方の戸籍が手元にあるか確認する。
  2. 相続人と連絡を取り、早めに話し合いの場を持つ。
  3. 自分での手続きが難しいと感じたら、専門家(司法書士)に相談する。

困ったときは一人で悩まず、地域の窓口や専門家の力を借りてください。小さな行動が、将来の大きなトラブルを防ぎます。まずはお気軽にご相談を。

(相続について法律・税務双方の無料相談会)

生前対策・相続登記に関する**無料相談(完全予約制)**を承ります。東かがわ市近隣の方もどうぞお気軽にご利用ください。

📞 電話予約:087-873-2653

🌐 お問い合わせフォーム(事務所)

📆 土日祝も可能な限り対応いたします。

相続登記義務化

令和6年(2024年)4月から、相続で土地や建物を受け取った場合は「相続登記」を3年以内に行うことが義務になりました。東かがわ市でも対応が必要です。戸籍や書類の準備が大変、と感じられる方も多いですが、早めに手を進めることで家族の揉め事や地域のトラブルを防げます。この記事では、東かがわ市の皆さまに向けて、義務化の中身、放置したときのリスク、まず何をすべきかをやさしくご案内します。

2024年4月から始まった「相続登記の義務化」。
坂出市でも「登記しないままの空き家」や「名義が分からない土地」が問題になっています。
これからは、不動産を相続して3年以内に名義変更をしないと罰則の対象になる場合があります。
本記事では、香川県・坂出市エリアの方に向けて、相続登記の基本と注意点、そして安心して手続きを進めるコツをやさしくご説明します。