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司法書士を目指されている方へ(司法書士試験合格に必要な学習時間)

2023年10月29日

司法書士試験に合格するには、3000時間必要ということがよく言われますが果たして本当にそうでしょうか。短期間での合格をする方たちも実際にはいますし、10年以上受験に費やして合格された方たちもいます。一概に3000時間で区切られるのか疑問がわきますよね。

目次

1.一日どのくらいの学習時間が必要なのか

2.私が実施した学習時間について

3.1日の時間を増やす方法

4.集中力をキープするには

5.まとめ


1.一日どのくらいの学習時間が必要なのか

 仕事をしながら受験されているのか、専業で受験に取り組んでいるのかによっても異なりますが、一日の学習時間の目安としては、直前期(4月から受験日前日)を除き2時間から3.5時間ぐらいかと思います。これは、私の周りで合格した人たちや、ネット上の情報を総合判断した数字になります。

初学者の方で、基礎を定着させるために必要な学習の目安として、平日は2時間、休みの日はできるだけ多く時間をとって、その週の平日に学習した内容のまとめに使うといいと思います。でも、初めから学習効率がいい人なんていませんから、試行錯誤で時間を費やしてしまう場合も多いかと思います。焦らずに、メリハリをつけてきっちり積み重ねることが大事だと考えます。


2.私が実施した学習時間について

 それでは、私の実際に行った学習時間(中身ではなくあくまで時間だけ)で考えると、

(1年から2年目)

 とある肢別の問題集を完全にマスターするまでやり込みながら、その周辺知識を洗いながら学習していました。一日大体5時間以上は勉強していたと思います。しかし、効率があまりにも悪すぎて、択一で21点以上取れませんでした。これでは合格しないと考え、3年目からは予備校のカリキュラムを受講しました。

(3年目)

 学習時間は、一日8時間ぐらいでした。カリキュラムの学習動画視聴時間も含めての時間になります。視聴すれば合格できると思ってた部分があり、前半は少し無駄をしましたが、途中でそれではダメなことに気づかされて、そこからは、学習効率を考慮した「まとめ」中心に実施しました。模試などでわからない箇所を場当たり的につぶしながら学習したので、あまり定着といった概念がない状態で学習していたと思います。ですので、8時間の学習の意味は半減すると考えます。

(4年目)

 同じ予備校のコースを受講し、前回の反省点も踏まえて、自身の弱点をつぶすために、年内学習で「直前期に回す道具」をまとめながら学習を進めました。時間は8時間だったと思います。そして直前期は12時間ほど学習をしていました。しかし、コロナで試験が3か月延期され、当初のスケジュールを大きく狂わされたことと、予備校の模試を試験会場で受ける勇気が出なかったことから、本試験の際に試験のペースをつかめずに惜敗しました。

(5年目)

 もう合格圏にいることは実感できていました。本試験に落ちた悔しさよりも、なぜ落ちたのかの理由がわかったことから、学習方法の改善策を綿密に立てて、来年に臨むことにしました。なぜ合格圏内にいることが分かったのかと言いますと、本試験から1週間後に予備校で、バックアップ試験という受講料が割引される試験があり、その試験で私は日本で1番になり受講料が無料になったからです。ですので同じ予備校の異なるコースを受講することにしました。

 5年目は、初めからある程度ブーストかけて学習をしていました。それは、受験期間が9か月であったことが大きな要因です。一日の学習時間はだいたい10時間前後、4年目と同様に、数年かけて作成した回す道具をブラッシュアップしていきました。そして、直前期には、14時間は学習していたと思います。

 本気で本試験で1位合格目指してましたから。ですので、私の学習時間は、参考になりませんね。

3.1日の時間を増やす方法

 1日の学習時間を増やすには、「毎日継続して学習し続けること」が重要となります。学習する日としない日がある方は、学習時間を延ばすことは非常に困難になると考えます。毎日学習することで、見た目では半分の期間で1周することになります。戻ってくる時間が短いと、頭の中に残っている知識に鮮度があり、その時にもう一度学習して思い出せば、効率が上がります。はじめは、味のないガムのような感覚に陥ると思いますが、繰り返してやっていくようにしてください。そうすると、気が付けば、学習時間が伸びてきます。だって、自分がわからないところを積極的に探すようになってきますから、気が付くと学習時間が増えていると思います。

4.集中力をキープするには

 学習時間に比例して、集中力も上がってきます。時間が上がらないのに集中力だけ上がることはまずありえません。そして、集中力の限界を意識してください。

 具体的には、問題をずっと時計を見ないで集中力が途切れそうになるまで続けてみて、一息ついたタイミングで時間を見てください。そうやってトレーニングしないと、学習時間も集中力も向上しません。そして、その時間が一定になってきたら、意図的に「集中力を抜きながら学習する」方法を試してください。私の場合、択一は集中し続けて、記述に移る時に無理やり30秒程度、間を置くことを心掛けました。そうすることで、リフレッシュして形態の異なる問題に取り組むことができました。これもいきなりはできませんので、ご自身のやりやすい方法で、いかに集中力をキープするのかトレーニングしてみてください。

 合格年度の14時間の学習時間で、各科目ごとにリフレッシュ方法を試して、本試験までには、一番自分に合うものを見つけ出せていました。

5.まとめ

 まとめますと、合格に必要な3000時間は、各個人によって異なります。その点は気にする必要はないと考えます。どのくらい、本試験に向けて学習時間を効率よく使えるように集中力を高めていくのかにかかっていると考えます。私は、自分の学習時間と集中力キープのコツをつかむのに約2年かかりました。一方で、特別研修で広島で出会った同期の合格者は、なんと1年で仕上げて合格たそうです。研修で同じグループになったのですが、とても優秀な方でした。

 私がなぜ最後の9か月間、本試験対策で直前期の学習時間を14時間、集中力継続時間は約3時間を目指して学習していたのかと言いますと、即独を目指していたからです。受験生時代に実務で困らないようにするには、きっちり知識を吸収する必要がありましたから。

 令和3年度の試験の結果は、午後の択一後半部で1位合格は諦めていました。問題の内容がとても難しかったっからです。しかし、リフレッシュの手法を身に付けていたので、記述にはあまり影響することはなかったです。結果は、1問ミスがありましたが、総合4位で合格することができました。

 開業して1年と2か月が経過しましたが、知識においては自信をもって相談業務に取り組んでおります。勿論新しい知識の取得は必須ですが、学習方法が定着しているので難なくこなせています。

 人生は一度きりです。1回ぐらいは本気で頑張ったといえる学習を試しているのも今の自分を超えるいい手段だと思います。時間を気にしすぎて、合格したのは良いけど、結局サラリーマンするのは、もったいないですからね。

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