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司法書士を目指されている方へ(メタ視点での学習法、自己プレゼン)

学習ははかどっているでしょうか。以前よりお話をしている「自己プレゼン」学習法と、日々の学習のスケジュールが決まっていない方向けに、時間割を提案したいと思います。この直前期を乗り切らないと、本試験当日、グダグダになってしまいます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.メタ視点の重要性
2.直前期学習の攻略
3.時間割の提案
4.まとめ
1.メタ視点の重要性

メタ視点とは、ある問題や状況を捉える際に、それを超えた広い視点や観点から考えることを指す言葉です。つまり、一つの問題や状況を単にその表面的な側面だけでなく、その背後にある原因や影響、またそれがどのようなシステムや環境の中で発生しているかを考慮することです。
メタ視点を持つことは、より包括的な理解や洞察を得るのに役立ちます。例えば、ある問題を解決する際には、その問題が発生している社会的、文化的、経済的な背景を理解することが重要です。また、ある決定をする際には、その決定が持つ長期的な影響や他の関連する要素も考慮する必要があります。
具体的に言いますと、自分の学習している環境から、1段上の視点から問題点を観察し、考えていくことです。「主観と客観」とも言いますが。このような視点を持つことのメリットは、自身の学習の進捗の度合いを客観的に考えることができる点です。「客観的」に自分を分析する能力は、実務においては必須です。今のうちから養っておくことをお勧めいたします。
主観が強すぎたり、誤った自己肯定感の強い方は、直前期は乗り切るのは困難ですので、毎日少しずつでいいので、学習の中に取り入れてほしいです。客観的に観るメタ視点は、普段学習の効率を高めてくれます。しかし、初めての方は、自分の学習に疑問がわいてくるかもしれませんが、あくまでも今の学習を続けながら「追加方式」で実施すると、あまり影響は出ないと思います。
2.直前期学習の攻略

直前期は、どれだけ自身の学習を客観的に突き詰めていくのかがカギとなります。普段学習に問題を感じたなら、別の方法を試すのではなく、今のやり方を改善していけばいいでしょう。「量」的な問題については、ある程度時間を費やさなければ、この司法書士試験においては「時短学習」というのはないです。つまり時短とは、何らかの科目を捨てて学習することを意味しますが、捨てた場所によっては致命傷になる場合があります。その判断も客観的に行う必要性があるでしょう。その判断材料として、模試・過去問題の重要度の星の数であったり、出題頻度であったりします。判断できない方は、捨てるべきではないと考えます。
解釈や頭への定着が難しい内容の範囲については、そろそろ暗記カード的なものを使って、週のうち何度か触れてみてください。繰り返すことで、少しずつ理解ができるようになってくると思いますし、暗記カード的な資料を作成するときに、テキストの解説を必ず見るので、定着を促進してくれます。
今、あなたが考える「一番面倒なやり方」も試しにやってみてください。先にも書いたように、「時短」で合格できるほど甘い試験ではありません。急がば回れできましょう。しかしこれができるのは、4月5月までです。超直前期の6月は、アウトプット中心の学習となります。そこで役立つのが、「自己プレゼン」です。しかし、いきなり自己プレゼンはできませんので、この時期に少しずつ普段の学習に取り入れてください。これは、何も自宅や予備校の勉強室だけでしかできないものではありません。電車の中、風呂の中、トイレの中・・どこでも実施できます。そして、必ず紙とペンを持ち歩き、自己プレゼンで出てこなかった知識をメモ書きしておき、できるだけその直後に、テキストを確認するようにしてください。できればその範囲の過去問題なども当たってみるといいと思います。
ちょっとした工夫で、効率よく学習できるようになります。
3.時間割の提案
(専業・複数年受験生)上位合格を目指される方

専業で学習している方で、複数年受験生は、できれば1週間で全範囲を1回回すスケジュールを立ててください。はじめのうちは慣れません。どのくらい時間がかかるかわからないからです。しかし何度かやっていくと、費やす時間がわかりますし、1回目よりも2回目と効率が上がりますので、大体、半分くらいの時間まで圧縮できると思います。その分、苦手な分野、触れていない分野、忘れてしまっている分野が出てきますので、効率化で浮いた時間をこれに充てていきます。
(専業受験生全般)

上記の時間割は、オーバースペックだという方は、倍の2週間を考えて、以下のスケジュールを提案します。時間割的には同じようになりますが、2週間かけて論点を定着させていく作業をしてください。
(働きながら受験する方)
おそらく平日4時間ぐらい、土日祝日が12時間ぐらい時間が取れると思います。上記のように、定期的にスケジュールをこなすというのは難しいと思うのですが、最低限やるべきことは、決めておいた方がいいと思います。上記スケジュールをこなしていくやり方とは、異なりますので、定着の度合いなどは、積極的に模試などを活用して客観的な判断に活用していきましょう。また、模試の会場が近くであるならば、会場で受けてみてください。本試験の臨場感とは異なりますが、緊張感はあると思います。

4.まとめ
直前期に突入しましたね。ここからは自分との勝負になると思います。体調を含めペースを崩さないようにのりきってください。

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